敬老の日 2010


祝 長寿動物


チューバッカへ

初めて会った日のつぶらな瞳は今もはっきり覚えているよ。
あれから12年たった今も少年のようなチューバッカ、長寿動物には見えないね。
今日まで元気でいてくれて本当にありがとう♪


クランプへ

ドイツに行ってしまい、もう会えないと思っていたけれど、
帰ってきくれてとっても嬉しい! 
昨年初めて会った感動は忘れないよ。
元気で帰ってきてくれて本当にありがとう♪


ふたり揃ってもっともっと長生きしてね!





敬老の日間近のある日

ウォンバットの庭の近くのゴーヤもふたりをお祝いしているようでした。



チューバッカは考えた

9月20日に表彰されると知ったチューバッカは、それ以来、
「ヒョーショー」が気になって仕方がありません。


そうだ、飼育員さんに聞いてみよう。

ぼくとクランプがヒョーショーされるって本当ですか?
どうやら本当らしい・・・・。


それで・・・飼育員さん、待って!まだ聞きたいことがあるんですけど。


ひょっとして「ヒョーショー」って「サツマイモ」のことかな?


ヒョーショー


ヒョーショー


ヒョーショー


ぼくの頭の中はヒョーショーでいっぱいになった。


そうだ、クランプはヒョーショーのこと知っているかどうか聞いてみよう。
ねえ、クランプ、「ヒョーショー」のこと知ってる?




 


チューバッカが知らないことはぼくも知らないよ。


12年半も多摩を留守にしていたんだから・・・。


そのうちわかると思うけど、

 
ぼく、今眠いから、夕方になったら一緒に考えようね。


(ここまでの画像はすべて2010..9.14撮影)




数日後、表彰の日になりました。

第一部
13:30-14:00

2010年9月20日、敬老の日、
多摩動物公園の動物ホールで長寿動物をお祝いする表彰式がありました。
今年の代表動物は、ウォンバットのチューバッカとクランプ!




★以下の写真は表彰式の際、スクリーンで紹介されたものです。


長寿動物表彰式

まず今年の長寿動物26個体が順次紹介されました。
そして本日の主役は・・・


ウォンバットでした!
1984年12月生まれのクランプと1985年3月生まれのチューバッカはどちらも25歳です。


副園長さんからウォンバット担当の飼育員さんに「ふたり」のパネルが贈呈され、
第二部開始時にウォンバット舎前に飾られました。

(上のパネルに記載されているチューバッカの誕生日は、後で飼育員さんから
1985年3月生まれと訂正されました。)




飼育担当の方からウォンバット全般についてと、
チューバッカとクランプについて10分ほどお話がありました。



お話の概要

(多少感想を加えています。)

クランプは繁殖のためドイツに行っていたこと、チューバッカはずっと多摩でひとりで頑張って
お客さんを楽しませてきたという「ふたり」の経歴(?)も紹介されました。






来園時の様子

クランプは体重が少なく、チューバッカ(21.5kg)の半分の10kgだったそうです。

タロンガ動物園からの個体情報によると、
「チューバッカは攻撃的で、脱走癖がある」との記述があったそうです。

チューバッカならやりそう!
チューバッカ君が脱走する姿を想像すると楽しくなります。)


★参考:2008年10月の「ウォンバットにおもちゃをわたそう」というイベントの時、
来園当初、4頭のうちチューバッカだけが部屋のカギを開けて通路に「脱走」したのを
当時の飼育員さんが2,3回見たことがあるというお話をしていました。

日本に来てすぐに脱走を試みたわけですね。さすが好奇心旺盛なチューバッカ君。



最近の様子

クランプは雨が嫌いで、お尻を押しても外に出ないそうです。
意外と頑固なクランプです。
チューバッカも雨は好きではないようですが、しぶしぶ出るとのことです。


「チューバッカの部屋」と「部屋の中のチューバッカ」

普段はみられない貴重な写真が紹介されました。
床暖房付きのお部屋だそうです。
よかったね、チューバッカ!

お気に入りの「抱き枕」が室内にもあります。

入ってみたいね、チューバッカ君のお部屋



興味深い話として、
隅にある小屋(非常に重いそうです)を、朝になるとたいてい真ん中あたりまで
チューバッカが移動させているとのこと。
飼育員さんはそれを毎朝戻すそうです。

さすが力持ちのチューバッカ君! 動きそうなものがあるとだまってはいられないよね。


チューバッカのひとり言:

小屋を元の位置に戻さないで、真ん中に置いたままにしたら、
翌朝、小屋はどこにあると思う?

元の位置に戻しているか、別の方向に動かしているか、
それとも真ん中に置いたままか?
ぼくにもわからない。
試してみてくれてもいいよ〜。




寒い時には飼育員さんが敷き藁を入れるそうですが、チューバッカも自分で
小屋に敷きわらを入れたりするそうです。

★ある本によると、野生のウォンバットは小枝などをせっせと巣穴に運び、快適な寝床を作るそうです。
チューバッカ君も快適な寝床にして寝ているんだね。)



チューバッカの食事

パンはどんな味がするのかな?


部屋に入って最初に食べるのは・・・

パンが大好きなんだね。


食べ終わるとお気に入りの抱き枕を抱いてくつろいでいるそうです。


舞台のチューバッカ
何かが違うと思ったら、いつ見ている方向とは逆から写したものでした。



表彰式に参加した人全員に「ふたり」の顔の缶バッチがプレセントされて、
第一部は終了しました。






第二部でチューバッカにプレゼントされるケーキ
(会場出口付近に置かれていました。)



(ウォンバットの説明部分は省略し、チューバッカとクランプの部分のみ記述しました。)




第二部

14:30-

14時30分になる少し前にウォンバット舎前で、まずクランプが紹介され、
そのまま部屋に帰りました。


9月20日、午前中のクランプ

この日はクランプが午前中庭に出ていました。
ほとんど眠っていましたが、少しだけ起きました。



チューバッカにバトンタッチ
14:25

あとよろしくね。








ウォンバットを代表してチューバッカに特製のケーキがプレゼントされました。
(チューバッカにプレゼントする前に、ウォンバット舎前観覧通路で撮影)


40分ほどかけて、美味しそうに、休むことなく食べ続けました。
大好きなパン、サツマイモ、人参と次々に食べ、
青草を少し残したところで、眠りました。

担当の方はチューバッカが食べるかどうかを心配していましたが、その心配は全くありませんでした。

チューバッカ君、十分期待に応えたね。







14時30分頃、舞台の上にケーキが置かれました。
部屋から出たチューバッカは、「心配ご無用!」と言わんばかりに、
舞台に上がってすぐに、食べ始めました。

食べ始めて2、3分後


サツマイモは美味しいね。


でもパンはもっと美味しいね。
14:31


もうこんなに食べました。
14:33




今度は座って食べました。
14:44


大好きなパンはもう食べてしまいました。
14:48


あ〜、美味しい♪
あとは人参と青草だ。

14:51


ついに青草だけに。
14:54



満足した様子。
14:57


向きを変えてもう少しだけ食べました。



お腹いっぱいになって横になりました。
15:08



帰宅する少し前
16:26


ぼくたちの長寿のお祝いにきてくれたみなさん、ありがとう♪

〜チューバッカ〜




★ぼくの敬老の日のブログはもっと先になるけど、待っててね。 〜チューバッカ〜


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